事業部報告 平成28年5月25日


何故減少しない未就業会員・・・毎月200名が未就業

事業部長 五味正彦
        

1 事業実績

    会員数 受託 派遣 就業人員 未就業
4月度 (名) 580 336 40 376 204
配分金   1861万円      
賃金収入       241.9万円  
平均収入   55,386円   60,475円  

 新年度を迎え、今後の事業実績が気になるが、働く歓び、生きがいがシルバー人材センターの大きな目標であるが、やはり気になるのは、まず未就業会員が35%存在することである。

 高齢化人口の増大も大きな社会問題になっているが、徐々に後期高齢者の増大も大きな課題になりつつある。

 事業所がどこまでの範囲で80歳近い高齢者を迎えてくれるか・・・である。  50歳代の自分の子供の年齢の作業員に、指揮命令されて作業する姿を想像できますか?

大型ホテルの場合、人材難から外国人(特にフイリッピン、台湾、中国人)の若い従業員とともに作業するケースが多いのも現状です。

2. 高齢者向け給付金

 平成28年度中に65歳以上になる非課税(住民税が課税されていない)高齢者に一人3万円が支給されます。すでに市役所から申請書が届いていることと思いますが、伊東市の場合、65歳以上の高齢者は、現在27,835人ですが、17,000人が支払いの対象者だそうです。

 5月から順次送金が始まるそうです。書類が届いていない人は市の窓口(0557−52−3053)まで問い合わせてください。(28.5.25)

事業部報告  平成27年度事業実績 2億6,646万円

前年とほぼ同額、定着する派遣就業

常務理事 事業部長 五味正彦

27年度の実績表

  会員数 受託 派遣 未就業 配分金平均
(受託)
賃金平均
(派遣)
27年4月 573 337 32 204 59,934 54,173
5月 654 340 39 175 58,382 57,767
6月 581 340 41 200 54,411 56,553
7月 580 355 52 173 59,859 57,220
8月 587 355 50 182 66,929 80,317
9月 594 343 52 199 58,212 46,035
10月 603 338 51 214 58,372 56,981
11月 600 318 54 228 57,987 57,459
12月 602 328 46 228 56,737 58,525
28年1月 605 326 48 231 51,319 54,762
2月 607 301 52 254 56,641 57,221
3月 562 324 51 236 63,478 58,018

○○受託(請負)及び派遣実績の現状

  受託(請負)実績(万円) 平均配分金
(月額)
賃金合計額 平均賃金
27年4月 1,885 51,687 1,773,546 57,687
5月 1,985 54,563 2,252,938 54,563
6月 1,904 54,441 2,318,698 77,390
7月 2,125 59,859 2,975,453 53,162
8月 2,376 66,929 4,015,859 72,849
9月 1,997 58,221 2,393,868 42,847
10月 1,973 58,372 2,709,505 53,127
11月 1,844 57,987 3,102,801 53,346
12月 1,861 56,737 2,692,193 55,724
28年1月 1,673 51,319 2,628,605 54,726
2月 1,704 56,641 2,735,322 48,781
3月 2,056 63,478 2,958,924 58,018
23,383   32,583,472  

 

★現在(3月現在)派遣先に(23社)会員51名が就業、月平均58,018の賃金収入があります。

★★全国シルバーセンター 過去10年間の事業実績表
26年度契約金(全国1,300SC)で3,050億円、会員数は72万1,712人

会員100万人達成は多難 22年以降減少続く

年度(平成) 会員数 事業実績(万円) 契約金(億円) 全国会員数
伊東市シルバーセンターの統計 全国シルバーセンターの統計
18年度 499 20,247 3,239 761,047
19年 516 21,974 3,270 754,391
20年 552 24,284 3,198 764,162
21年 603 26,519 3,070 791,859
22年 632 25,704 3,066 786,906
23年 621 26,417 3,032 763,427
24年 616 27,620 2,982 743,969
25年 584 26,392 2,979 729,206
26年 562 26,858 3,050 721,712
27年 567

26,646

   
       

全国シルバー人材センターの会員数は、26年度の集計で721,712(全国1,304センター)で、年々減少気味です。

(2016.4.20)

事業部報告  平成28年3月26日

就業時間の緩和(週40時間)の実現は・・・?

事業部長 五味正彦

週40時間の就業時間の緩和が実現する気配が、近く国会で審議されることになったが、最大の課題は、それなりの仕事が確保できるかが一番の問題。例え労働力の人材不足とはいえ74,5歳の高齢者に、そう簡単に仕事の依頼は望めない。

 

27年度の実績表

  会員数 受託 派遣 未就業 配分金平均
(受託)
賃金平均
(派遣)
27年4月 573 337 32 204 59,934 54,173
5月 654 340 39 175 58,382 57,767
6月 581 340 41 200 54,411 56,553
7月 580 355 52 173 59,859 57,220
8月 587 355 50 182 66,929 80,317
9月 594 343 52 199 58,212 46,035
10月 603 338 51 214 58,372 56,981
11月 600 318 54 228 57,987 57,459
12月 602 328 46 228 56,737 58,525
28年1月 605 326 48 231 51,319 54,762
2月 607 301 52 254 56,641 57,221
3月          

 

高齢者が働ける就業内容には限度があります。
派遣労働は、本来40,50代の労働力が要求されます。

当然、職場には50代の人たちと共に働くことになります。重いものを運んだり、階段を上ったりと70代の高齢者には、きつい職場も多いはず。当然派遣の現場は上司からの指揮、命令を絶えず受けることも多いはずです。

 受託(請負)契約の事業所にしても、伊東市はホテル、保養所などの清掃業務が大半で、布団上げ、ベットメイク、バスタブ、トイレの清掃を始め大浴場の清掃など、体力勝負の作業がおおかたを占めています。

 収入面では、おおかた希望の金額は確保可能ですが、受託も派遣でも大差はないと思われます。現行、週20時間(月100時間)以内の就業規定がありますが、近く派遣労働が週40時間の緩和が実現するかもしれません。働く意欲のある元気な高齢者が、40,50,60代の労働力不足解消に、望まれる時代が訪れた気配です。しかし、問題も山済みです。

○○受託(請負)及び派遣実績の現状

  受託(請負)実績(万円) 平均配分金
(月額)
賃金合計額 平均賃金
27年4月 1,885 51,687 1,773,546 57,687
5月 1,985 54,563 2,252,938 54,563
6月 1,904 54,441 2,318,698 77,390
7月 2,125 59,859 2,975,453 53,162
8月 2,376 66,929 4,015,859 72,849
9月 1,997 58,221 2,393,868 42,847
10月 1,973 58,372 2,709,505 53,127
11月 1,844 57,987 3,102,801 53,346
12月 1,861 56,737 2,692,193 55,724
28年1月 1,673 51,319 2,628,605 54,726
2月 1,704 56,641 2,735,322 48,781
3月        
21,327   29,598,788  

 

★現在(2月現在)派遣先に(23社)会員52名が就業、月平均53,000内外の賃金収入があります。

 近い将来、就業時間の緩和により「一般労働者と同じ勤務時間」になるので、就業先さえあれば、月12〜18万円近い収入が得られます。

特に60代の元気な会員には歓迎されそう。そうなると入会希望者も増えると思われます。

★27年度事業実績「予測」

受託:2億3,500万円
派遣:3,240,000円  合計2億6,500万円

★未就業会員問題

毎月会員の約30%近い200名近くの会員が、年間を通じて未就業です。夫や、妻あるいは親の介護のため就業できない方。また、自身の病気のためなど、理由は多くありますが、会員の高齢化が進んだことも大きな問題で、高齢のため体力的に就業が出来ない方もおられます。

(2016.3.27)

 平成27年度第9回事業部報告  平成27年12月4日

常務理事(執行担当)事業部長 五味正彦
@ 事業実績(受託・請負契約)
  会員数 就業人員 実績(万) 配分金 未就業者 前年比
26年平均 598 365 2,155 63,231 217  
27年4月 573 337 1,885 59,934 236 89.0
5月 654 340 1,985 58,382 314 88.1
6月 581 340 1,850 54,411 241 89.3
7月 580 355 2,125 59,859 224 90.4
8月 587 355 2,376 66,929 232 91.4
9月 594 343 1,997 58,212 251 90.7
10月 603 338 1.973 58,372 265 91.2
             
             
小計            

 

解説:

27年度の4〜10月までの7ヶ月間の事業実績は、1億4,248万円。前年比―1,410万円減となった。

月平均実績も2、035万円前後に。今年度の実績予測は、おおよそ2億4,400万前後まで落ち込むと推測されます。要因は、従来の受託契約事業所20社余りが派遣契約に移行したのが要因です。

 長期間就業に就いている公社関連の会員の交代を含めてワークシアリングの実施、月100時間(月20日就業)以上の就業会員の再検討が必要です。

A 派遣実績

  会員数 就業人員 賃金合計額 平均賃金 未就業会員
27年4月 573 32 1,654,012 51,687 204
5月 654 39 2,127,969 54,563 275
6月 581 41 2,172,997 77,390 200
7月 580 52 2,764,444 53,162 173
8月 587 50 3,642,450 72,849 182
9月 594 52 2,220,080 42,847 199
10月 603 51 2,709,505 53,127 214
小計          

 

解説

 受託契約から「派遣契約」への移行が20社余りになり、毎月50名余りの会員が派遣労働者として、就業しています。

夏場の多忙期を外すと月100時間以上の労働も平常に戻り、問題も減少しています。ただ、40代、50代の若い労働者と共に就労するため、体力の落ちる70代半ばの会員には辛い労働である。

事業所からは60歳代の会員に限定して依頼してくる傾向が見受けられます。

10月の入会者を見ると90%以上が60代なので、紹介可能な会員が増えると想像され、期待しましたが、すでに自身で職場を確保している人が90%でした。意外な現象です。

なお、派遣の場合の賃金の支給日は毎月25日です。

B 派遣契約事業所 (27年12月3日現在)

事業所名 作業内容 事業所名 作業内容
1)川奈臨海学園 幼児の見守り 13)はるひら丸  調理補助、」運転代行
2)マックスバリュー 品出し、配達 14)東海綜合警備保障  清掃
3)青山ヤマト 賄い 15)馬渕商事  保養所の洗い場など
4)セラピィーリゾート 洗い場、清掃 16)グリーンホスピタり  ホテルぼ洗い場など
5)八幡野保育園 保育補助 17)カインズホーム  店内補助業務
6)大川酒店 配達 18)十字屋  リネンの配達
7)みはらし 運転代行 19)ピート  スプレー塗装他
8)クープ 運転代行 20)かめや楽寛  ホテル営繕、配車など
9)ハートフル内科 患者の送迎 21)トーホー工業  配達、魚の箱入れ
10)伊東市振興公社 ボイラー管理    
11)伊藤忠アーバン マイクロバス運転    
12)いとうの杜 デイサービス運転    

解説

受託契約から派遣に移行した事業所は、18社。派遣契約として新らたに契約できた事業所は、トーホー、グリーンホスピタリテイ、ピートの3社。

C 協賛会社の誘致

 現在、当センターの協賛会社(賛助会員)は、23社で、昨年、事業部として新たに
誠美堂印刷、みその、伊豆急ハウジングの3社の協賛を得ました。

 20社は、すでに三枝局長時代からの長い期間協賛会社として参画しています。

市内の経済事情は相変わらず、厳しい状況ですが機会があったらぜひ協賛会社の参画を呼び掛けて下さい。会費は年間1万円からです。

D 協賛金で「シルバー伊東・特別号」発行

 サンハトヤから、20万円の協賛金を得て、「シルバー伊東」高齢になった今・・葬祭特集=を2,000部発行できました。

観光会館、各コミセン、学習センター、東海バス伊東駅待合室、協賛各社{23社}ゆめ工房、ゆめ市場などへの配布も終了しました。

E 就業機会提供が9月以降激減

 9月以降、10,11,12月と会員さんへの就業機会提供が減少中です。
また、不可解なことですが、10月入会説明会には60歳代の会員が多く入会されましたが、皆さん殆ど[就業中]でセンターからの紹介には、無関心でした。

 

 

(2015.12.3)

事業部報告 平成27年度の夏季限定就業(請負)の内容明細

10社に62名が参加、約1,220万を予測

常務理事(執行担当)事業部長 五味正彦
事業所 就業予定人員(名) 就業内容 期間
ハトヤ 述べ760 客室清掃 7/18-8/31
9/19-23
サンハトヤ 述べ760 客室清掃
さんはとや 18 プール管理 7/18-9/23
伊豆急・南熱海マンション 3 プール管理 7/18-8/16(29日間)
井上丸 3 海の家管理 7/18-8/23
はるひら丸 6 海の家案内 7/18-8/23
日立伊豆高原保養所 2 洗い場 7/10-8-29(36日間)
荻ゴルフクラブ 1 受付・共有部の清掃 7/15-9-30
トンカツみその 1 洗い場 8/1-16
川奈漁協 7 海岸清掃 7/18-8/23
62    
  • 受託(請負)として、約1,220万円(事務費除く)の実績を予測しています。
  • サンハトヤのプール管理は、昨年同様「有料職業紹介」として扱う。
  • はるひら丸=運転代行(4名)は「派遣」扱い。
  • 井上丸=運転代行=5名及び調理補助=4名は「派遣」扱いで契約

初日からトラブル相次ぐ

  台風11号の影響で18日の初日の営業が危惧されていたが、、幸いにも青空も時折見られる天候にめぐまれたが、早朝、5時にたたき起こされた。

シフト表の連絡ミスで、キャンセルした本人が現れ、ひと騒ぎ。

 8時には「毎日出てほしいのに、そんなに休むなら不要」と女将に言われた女性会員からの電話。熱中症で病院へ行く、という。

次いで「○○さんが来ないが」という「プール」からの電話。

なんだか事務局にいるより忙しい。「郵送したというがシフト表が届かない」という電話が再度入る。やりきれない気分になる。

その後も熱中症で女性会員がダウン。戦力を離れる。

15,16日に相次いで発注者の、現場で説明会を開いたが、4社とも参加者全員が揃わず、後から確認すると「連絡が無かった」という返事に、今後の対応を考える必要性を感じる。

電話、FAX、そして郵送の手段を活用しても、トラブルは防げない。

発注者毎に「世話人を選定」して、来季からは(7/16日(土)〜夏季就業)に対応するために、7月4日(月)までに就業会員の決定、シフト表の発表を心がけねばならない。事務局で説明会を開き、シフト表、就業報告書を手渡すのが、一番なのかもしれない。

 アピタのカート隊の河内守臣さん(玖須美)、ステージヴィラの瀬川克彦さん(宇佐美)、サンハトヤ・プールの宮川昌夫さん(八幡野)、はるひら丸の平澤日出男さん(富戸)、いるか浜海岸の石井敦さん(川奈)らがグループリーダーとして、世話役を買って戴き、大変助かっています。

来季に向けて、「ハトヤ清掃隊」「サンハトヤ清掃隊」「井上丸」などの世話役さんを選別して、スムーズな運営を図る必要性を強く感じます。

夏季就業は、始まったばかりです。なんとか皆さんがこの暑さに負けず最後まで頑張って欲しいものです。

  (27.7.24 記)

27年度 事業部の方針

常務理事(執行担当)事業部長 五味正彦

@適正就業目指し、発注者の協力の下、進めていきます。

 伊東市の場合、観光都市としての現状を考えてみても、ホテル、旅館、保養所などは、支配人、女将さんの指揮、命令により[当日の作業]が始まるのが、昔からの習慣で、作業内容は99%「派遣」です。一歩間違えると「偽装請負」を疑われるケースが見受けられます。  

 伊東市SCの場合は、2年前から「シルバー派遣」に参入、25年度は494万、26年度は倍額の994万円の扱い高を記録しました。27年度に入り、新たに10社余りの事業所と「派遣契約」を結びました。  

 6月上旬には、20社との派遣契約を結ぶまでになりました。  従来、ス−パーの品出し、老人ホームの運転代行、調理補助などに限定していた内容も改正、あらゆる作業(指揮、命令などのある)に対応していく方針です。

A独自事業

 衣類のリフォームショップとして、静岡銀行前にオープンした「ゆめ工房」は、一時年商600万を売り上げるほどの人気がありましたが、7名の就業会員の高齢化と、新たな経験者が確保できないため、やや低迷期を迎えています。

  スタデイ教室として幼児の英語教室「英語で遊ぼう]「大人の英会話教室」「ゆめ書道」[はじけてのパソコン教室]などは、安定していますが、ゆめ追い塾の「ホームページ制作」はやや低迷。HPの制作、管理などの経験者も少なく、今後は厳しい時期になりそうです。   

 今年度は「遺影」の受付と、「ゆめ市場」のネット通販を準備中です。

B職群

 相変わらず「庭木手入れ班」は、就業会員の不足、同じく「障子襖班」は、安定した就業会員の確保と、安定した作業の受注を考える時期に来ています。

 [草取り班]「片ずけ隊]は、順調。  「ゆめクリーンエアコン隊」は、市内の同業者の値引き合戦など、今後の対応が懸念されます。

C最大の課題は、高齢者の就業機会の開拓

 会員の高齢化が進み、伊東市内の高齢者が増大してはいるものの、入会者は年々減少してきています。入会者より退会者が多いのが現状です。

 [就業案内]を毎月ホームページに掲載。会員の皆さんへ配布していますが、仕事の内容がホテルの清掃や大浴場清掃、内務(布団敷き)早朝の食器洗いなどが多く、ほとんど応募する会員が減少しています。

 会員の平均年齢も73,4歳になり、重労働の作業への期待度は薄れ、つらい仕事を避ける傾向があります。 かってローテーションを組んで、同じ作業は長くても5年経過したら「交代する」という暗黙の約束事がありましたが、長期間、市や公社からの作業に就いている人たちは、すでに7〜8年以上就業中で、年齢も後期高齢者の方が殆どで、ある人は「交代はいいけど、次の仕事があるのか?」といったケースが多く、80歳近い会員に「次の仕事」を保証することはできません。  

 伊東市シルバーセンターの場合、他のセンターのような駐輪場の管理などの軽作業はなく、まして大手メーカーの工場もありません。  高齢者が楽しく、安心して就業できる作業は、公園の清掃、コミセンの夜間管理、受付業務、遊歩道の点検、交通量調査、猫の餌やり、犬の散歩、花の水やり、病院の処方箋の受付、スーパーのカート管理などで、これらの職種に就業中の会員は、さきに述べたように中々交代の機会がありません。

  また、60歳代の女性会員さんたちは、ほとんど会員登後、自ら伊豆新聞で1日6時間以上就業できるパートの仕事に就いているのが現状です。 1日4時間の就業では、生活できないなどが主な理由です。  

 今後、このような事態でも74歳代の会員に就業機会を確保することは、非常に大変な作業で、派遣対応が可能な60〜69歳台の体力のある会員は別にして、高齢会員が増大する「就業機会紹介」は厳しいものがあります。  

前々から、疑問に思うことは「会員が派遣労働者として就業しているのに「受託」で就業しない限り、その会員は「未就業会員」と、差別?されている不可解な現実がある。

  (27.6.6)

事業部報告 26年度の事業実績総額は2億6,859万円

前年とほぼ同額(27万減)。2億5,865万円+派遣994万円  

常務理事(執行担当)事業部長 五味正彦

昨年は、、契約高首位のグルメシテイの突然の店舗閉鎖、奥野苑、いこいの里との派遣契約がならず、また、カインズホーム伊東店からの突然の就業打ち切り、パスト日産伊東荘の閉鎖と不運に見舞われたが、就業機会損失(2,854万円)の割に、新規事業所の開拓、増員によりその損失は大方解決されました。

 結果的には、請負と派遣の数値の合計額は、2億6,859万円で25年度の事業実績(請負=2億6,392万円、派遣494万=総額2億6,886万)なので前年比27万減となりました。

 請負から運転代行、調理補助、品出しなどを派遣に切り替えたことにより、請負の契約金が派遣に移行したことになります。

 今後このようなケースが続くと思われますが、他の請負契約の就業内容に課題のある事業所が多々あり、事業所の理解を得ながら「派遣契約」に切り替えていく努力が必要な気がします。

 確かに74歳という高齢者の会員に時給1,000以上支払うことは、世間一般から見た場合異常な気もします。人材確保にハローワークや伊豆新聞の時給900円で募集すれば50代、60代の若い人が集まるはずです。

 「体が動かないシルバー会員」が要求するには、納得がいかないんだと思います。確かにその通リだと、私自身も思います。シルバーの会員に適した軽作業があれば時給775円で楽しく働けるはずです。

 平均年収75万8,772円、会員さんの平均年収です

もちろん、非課税です。26年度の平均収入金額(配分金)ですが、高齢者がハローワークに行っても、なかなか仕事に就けません。しかし、伊東市シルバー人材センターの会員で働く意欲さえあれば、誰でも得られる配分金です。

 3月末現在、会員は562名、平均年齢は74歳。女性会員が40%です。しかし、残念なことに毎月就業する人は平均365名。

217名の会員は仕事に就いていません。26年度は、120名の会員さんが退会しました。

 妻や夫、親の介護などで働けない人や自分の合った仕事が見つからずに辞めていく人もいます。後期高齢者も30%になりました。

 静岡県下でも熱海市、伊豆市、下田市、伊東市など、観光都市と言われている地域は、人口に対して65歳以上の高齢者が多いのが特徴のような気がします。

 伊東市は、観光地とはいえ、昔ながらの風習で関連した仕事は高齢者に向かない力仕事が多く、2,3日で辞めてくる人が目立ちます。

全国の観光地でも、ホテルなどの就業は「会員には向かない」という理由で全国のセンターでも受注しているセンターは皆無です。

軽作業に就業中の会員さんたちは、後期高齢者が多く、すでに5年以上継続的に長期間就業しています。ワークシアリングにはなかなか応じてはらえません。 新たな職場が無いのが現状です。

 公園の清掃、コミセンの夜間管理、特養の夜間管理、遊歩道の管理、オレンジビーチの管理などですが、交代要請には応じて貰えていません。

 時間給が安くても。楽しく気楽に働ける、という会員さんの希望は皆一緒です。

 高齢者に合った就業の場を何とか確保したいと考えてはいますが、なかなか見つかりません。今後病院の開店前の清掃、リゾートマンションの管理人、駐車場の管理、受付業務、チラシ配布、犬猫の餌やり、散歩など新たに就業機会の開拓を考えたいと思っています。

  (27.4.14)

事業部報告 委託契約(請負)から派遣契約へ

指揮、監督、命令を受けない適正就業へ 

常務理事(執行担当)事業部長 五味正彦

27年4月以降、現在の請負就業(委託契約)に関して、事業者との契約内容に関して、大幅な適正就業の改革が求められています。

 市内の民間企業からの就業依頼は、70%以上観光業(宿泊など)関連の事業所からの発注によるもので、現在、そのうちの90%以上が委託契約になっており、会員が毎月250名以上「請負」として就業しています。

 冒頭のタイトルにあるように、宿泊業の作業は、事業者の指揮、命令、パート従業員と共に作業しているのが現状です。社名入りのユニフォームの着用で作業しているケースもあります。
 小規模な旅館、割烹旅館などは、毎日、女将が「今日の予定など」を従業員に指示するのが当然のこと。長い風習だと思います。

 また、観光地の宿泊業は、まず365日一定の集客がある訳ではありません。

集客の多いサマーシーズン(7/18−8/31) 年末年始(12/26−1/3) GW(4/25−5/6)そして5連休(9/19-23)3連休(10/10-12,11/21-23)、春休み(3/28−4/5)等が多忙期とみられ、来客が集中するなど、その都度,古参のパートさんがみんなを集めて指示するのが習わしになっています。

 機械化されている「洗い場」の現場は、古参のパートさんとの合同作業になるケースが多く、調理補助などの作業は料理長などの指示によって、盛り付け作業が行われるのが当たり前で、スーパーなどの惣菜ずくリもの作業も同じケースです。

大型ホテルの「A」の大浴場の点検作業は、誰の指示もありませんが、朝食のバイキングは、パートさんや中国人のバイトの人たちとの共同作業になります。

また「B」の客室清掃ではパートさんの指示で作業をしています。共に中国人や高校生との混合で作業するケースが多いそうです。

 

事業者の理解、協力がどこまで得られるか・・・

現在、会員の配分金は平均時間830円。事業主はこれに事務費8%を加算。時間当たり896に交通費手当(最大1日500円)を加算して戴いています。同じ条件で派遣に切り替えた場合は、20%の手数料(830+166=996)に、8%の消費税を加算=1,076円を事業者から受理することになります。

 高齢者のシルバ=の会員に、1時間当たり1,000円以上の賃金は事業者にとって大きな負担になると思います。

 1時間当たり180円の差額が生じますが、派遣契約の場合は、一般労働者派遣事業の活用になり、事業者からの指示、命令に従って作業をすることになります。
 未だ不況から抜けられない市内の事業所が、どこまで理解とご協力が得られるかが大きな課題です。

 平均73歳の高齢者に、「派遣要員としての賃金として、時間給1,076円」が順当なのか、大きな疑問も感じます。

伊豆新聞やハローワークの求人欄には、時給800〜850円のパート募集の広告が掲載されています。対象は40代から60代です。

 

労働力の弱い高齢会員に時間給700円の仕事でも

ある事業者の社長が、年齢不問で広告を出したら70人もの応募があったと、驚いていましたが、今は800円では、5,60代の人の応募は皆無だということです。

現在、600名の会員の高齢化が進み後期高齢者が約30%の180名ほど在籍、元気に働いています。

 県の最低賃金は765円ですが、今後の就業機会開拓でも部分的にも就業できる広範囲の就業の場を確保するためにも、早朝の医院の開店前の清掃などに2時間ほどのミニ就業(委託契約)を700円での受注を検討。後期高齢者(75歳以上)の会員の就業の場を開拓、検討する考えです。

 この場合、作業内容を細かく書いた作業予定表を作成、誰からの指示なく、会員が決められた時間、作業を行う形にしたいと考えております。

 また、派遣は運転代行に次いで、4月以降スーパーの品出し、惣菜、調理補助、洗い場、賄い、などは順次「委任」から「派遣」への契約変更を進め、適正就業への切り替えが急務と考えています。

 

時間賃金770(実質998円になる)で会員、事業者の理解が最重要な課題です。

現在 民間事業所に就業している会員さんからの聞き取り調査の実施

    @作業に当たり、事業所からの指揮、命令の有無の確認

    Aパートさんなどとの合同作業の有・無の確認

    B社名入りユニフォームの着用のあり、ナシの確認

★行程表(事業所作成)による作業の可能性を検討する。

 その際、パートさんとの混合作業の廃士および就業会員の年齢、顔写真、履歴書などの提出を義務付けない事を厳守して貰う。

(事業所へは、会員番号(荻ー1234)、氏名、電話番号を告知する)

3名以上就業の場合は、センターでシフト表を作成する。

また、会員には直接、センターで面談。

就業内容の確認、紹介状提出の承諾など、個人情報保護にも十分配慮する。

しかし、ある事業所の担当者は「シルバーさんの労働力は、パートの半分。シルバーさんだけの作業は出来ない]と断言。

独自の作業は無理。やはり、経験あるパートさんの指導が必要。現在の時間給830円以上は支払えない。シルバーさんの労働力は、パートさんの半分」と言い切る。

また、ある派遣会社のスタッフは、「今以上の賃金アップは考えられない」という。

市内に5件ほどの保養所を管理している会社の幹部も、同じような見解を口にした。

 

4月から、働く場を失う会員がでるかも知れません。

中間報告:26年度の事業実績(請負ー委任)は2億5,666万円に。

好調だった平成23,24,25年の実績を大きく割り込む事態になりました。

グルメシテイ、奥野苑、いこいの里、日産伊東荘、カインズホーム伊東店などから約3,000万円ほどの就業機会を失いました。

細かな就業開拓の積み重ねで、何とか小額のマイナスまでこぎつけましたが、3月末には「アンジン」の建て直しのため約800万の就業機会が消えます。

[請負]から「派遣契約」に変更になった場合、恐らく従来受け取っていた配分金 830,850円、900円などの金額でなく、恐らく770円という賃金になります。

また、交通費がカットされることも起こるかもしれません。

 事業者の負担は、それでも時間988円の出費になります。

 派遣事業は、なんとか26年度は710万(手数料収入は、80万)ほどの数字が見えてきています。
新年度(4月以降)に向けて、事業者のご理解に期待して、継続して会員が就業出来ることを願うだけです。

  (27.2.11)

事業部報告 会員1,000名のセンター目標に

来春4月〜7月を「会員募集強化月間」に強化月間」に 

常務理事(執行担当)事業部長 五味正彦

事業部は、「会員1,000名のシルバーセンターを目標」に、来年4月から7月まで「会員募集強化月間」として、市内の元気な高齢者を対象に、会員を募集する計画で、 11月の理事会にも提案、また、地域活性部の7地域の主任班長さんらからアンケートをお願いしています。会員全員参加のキャンペーンとして実施します。

 この課題は「会員がそれぞれ一人の会員を入会させる」ことが出来れば、1,000名の会員確保が可能になります。

 現在、伊東シルバー人材センターの場合、会員数は598名、女性会員も40%在籍しています。現在、22組のご夫婦も在籍。地域の女性班長も8名活躍しています。

 シルバーセンターには、高齢になっても働ける機会が多くあること。26年度の上期(4〜9月)に会員が得た配分金(収入)は平均月額60,582円です。

70歳を過ぎた高齢者が、得る収入額としたら、この金額は実に「宝もの」です。

高齢になっても仕事に就けることは、非常に体にも、また同世代の仲間との趣味などで「生きがい」[交流]も生まれてきます。

カラオケ、歩こう会、デジカメ倶楽部、手芸、ゴルフ、海釣り、囲碁などの同好会も好評です。年1回、秋には「会員バス旅行」も実施しています。

仕事に関しては、地域の行政からも一定の評価もあり、また「シルバー会員なしには成立しない」地域の企業も多く、良好な関係も出来ています。

 元気で働く意欲ある高齢者を「シルバー会員」にする

現在、市内の高齢者は65歳以上が26,850人(そのうち、75歳以上の人口は、12,359名)少なく見てもシルバー入会規定の60歳以上の人口は、2万人は居住していると見受けられます。是非、同じ世代の仲間同士の集団です。

事業部では、毎月の部会で再三検討を重ね、現在まで出ている案件は

  1.  募集チラシの集中的配布場所の設定、管理
  2. 東海バス伊東駅構内(ハローワークの隣接BOX、ハローワーク店内、 東海バス停(屋根のあるバス停に専用BOX設置)川奈駅、逆川、伊東高校、大原町、デュオ前、等)

  3. 4,7月に「デュオ・センターホ−ル]で入会説明会の開催
  4. 「広報いとう」に4〜7月(4回) 会員募集広告の掲載
  5. 「シルバー伊東」会員募集号を発行。(A−4−10P)
  6. 「ほっと伊東」4,6,7月号に会員募集広告掲載。
  7. 会員募集チラシ原稿、標語の募集(総会で表彰)
  8. センターの全車に「会員募集」をPRする
  9. 会員10名確保した会員を、[秋のバス旅行」に招待する。
  10. 同世代の高齢者に、趣味、働ける生きがいをPRする。同好会案内。
  11. 会員全員参加のキャンペーンとして、4月から7月までの4ヶ月は[せんたー便り]を毎月発行する。
  12. 就業開拓員を1名増員、会員の新たな就業機会確保のため。

理事会、互助会そして会員全員参加のキャンペーンとして実施します。
100万人のシルバー会員増員計画に微力ながら参画します。


(26.11.24) 

事業部報告26年上期(4〜9月)総実績は、1億4,157万円 

常務理事(執行担当)事業部長 五味正彦

請負総額は1億35,355,000円 前年比97.4%

  会員数 就業人数 実績 配分金 未就業者 前年比%
25年平均       55,801    
26年4月 570 390 2,118 54,307 180 96.9
5月 575 382 2,253 58,979 193 101.5☆
6月 573 364 2,017 56,895 209 93.4
7月 573 371 2,300 61,994 202 94.5
8月 579 369 2,599 70,433 210 97.1
9月 584 360 2,192 60,889 224 99.3
平均 575 372 2,255 60,582 203 97.1

 

派遣事業月別実績
月別 実績 手数料
26/4月 392,508 45,829
5月 405,552 47,460
6月 529,445 34,560
7月 836,476 96,189
8月 1,329,592 150,213
9月 595,575 66,195
小計 4,116,146 440,446
月別 実績 手数料
     
     
     
     
     
     
     

25年度の実績 4,944,254 手数料 556,115(約11%)

有料職業紹介・実績表 7/16〜9/23  100日間  (手数料は10%)
事業者名 就業内容 就業人員 実績 手数料収入
サンハトヤ プール監視員 18名 2,099,900 209,900
有料職業紹介・実績表 7/16〜9/23  100日間  (手数料は10%)
請負契約 派遣契約 職業紹介 合計  
135,355,000 4,116,000 2,099,000 141,570,000  

 

総額2億7,000万は、可能性あります。
 26年度実績予測?・・・総額2億7,000万に大接近

@しかし、就業機会提供に赤信号

9月下旬から、就業機会提供に赤信号・・・東急ストア、ウエルネス森の就業が土壇場で相次いでキャンセルになった。理由は定かではないが「シルバーの高齢者が就業するには配分金が高すぎる」、ということらしい。前者は900円、後者は 1,000円という契約内容だった。
他の事業所からも同じような理由で会員の就業機会は実現していない。

A会員倍増キャンペーン・・会員一人がひとりの会員を確保する。

8月末現在、伊東市内の人口は71,765人。うち65歳以上は26,850人(このうち75歳以上は12,359人)。

65歳以上の居住者
@対島 A岡田・鎌田 B宇佐美 C川奈・吉田 D玖須美 全地域で
7,283 4,448 3,576 3,505 3,156

26,850

 

 

 市内には、65歳以上の高齢者が2万6850人が居住している。シルバーセンターの入会資格は、60歳以上なので対象者は3万人が対象になる。

働く歓び、同年輩の仲間とともに楽しめる同好会も各種あり、是非一人でも多くの仲間ずくリに参加して戴きたい、と考えています。

もちろん、高齢でも働いて稼げる就業機会の確保のために、就業開拓員も新たに増員します。

26年度半期(4月〜9月)分の配分金(収入)は、平均月額60582円です。年収にすると726,984円です。もちろん無税です。73歳の高齢者の収入としてはいかかですか?

 

 会員募集のいろいろな方法を模索中です。

  1. 東海バス(屋根付き)のバス停に「チラシBOX」を設ける。
  2. 標語の募集(総会で表彰)
  3. 夏に」シルバー伊東]会員募集号の発行
  4. 会員10名確保した会員に秋の[バス旅行」に招待。ETC.


(26.10.10) 

事業部会報告 

26年度事業実績は前年比2,000万の減収に

常務理事(執行担当) 五味正彦

26年度の4月以降の事業実績は、5月度のみ前年度101.5%増(+3。3万円)で、他の4,6,7月度は前年度を下回った。
今後、グルメシテイ、奥野苑、カインズホーム伊東店などの影響は、27年3月まで続くと思われます。

また、会員の減少、未就業会員の増大。独自事業の低迷、市内全体の不況(特に観光客の減少、加えて日帰り客の増大)からの脱出がならずに、地方都市特有の景気上昇は期待できそうにない。

 

今年の夏季限定就業 7/19−8/24   86名が就業
事業所 就業内容 就業人員 途中退職 委託外の契約
サンハトヤ 客室清掃 男女10名 2名 9/30迄  
川奈漁連 いるか清掃 男女8名    
みその 洗い場 女2名    
日立保養所 調理補助 女1名 8/31迄  
ハトヤ 客室清掃 男女18名 1名 9/28迄  
南熱海マンション プール 男2名    
墨田区伊豆高原 洗い場 女1名    
井上丸 運転代行
調理補助
ボート
男4名
女4名
男3名

1名

2名

派遣契約
サンハトヤ プール監視 男17名 1名 9/23迄 有料職業紹介
はるひら丸 運転代行
ボート
海の家
男3名
男3名
男1名
  派遣契約
伊豆高原ビール 洗い場 女2名    
マックスバリュ 商品管理 女1名 9月末迄  
四季の花公園 公園管理 男5名 女2名    
慶応伊豆高原 調理補助 女1名 9月末迄  
小計 合計 86名 7名  

今季の就業は、13事業所に85名が就業したが、解雇されたのが3名、熱中症で1名、いじめに耐えられず1名、奥さんの入院介護などの理由で7名が途中で作業を中断した。

4月からの実績
  事業実績 会員数 派遣収入 独自事業 職群
26/4月 2,118 570 45,829 551.314 1,745,447
5月 2,253 575 47,460 534,863 2,213,441
6月 2,071 573 34,560 549,027 3,012,570
7月 2,300 573 97,521 453,851 4,657,048
小計 8,743   225,170 2,089,055 11,628,506

 

4~7月度独自事業・職群班実績
独自事業 職群班
事業名 金額 職群名 金額
ゆめ工房 1,345,050 庭木手入れ班 7,984,173
英語で遊ぼう 276,901 草取り班 2,158,046
大人の英語 160,900 片づけ隊 808,827
初めてのPC 74,800 障子・襖班 677,460
ゆめ書道 66,314    
プロテクター 63,000    
ゆめ追い塾 20,000    
エアコン隊 16,000    
小計 2,089,055 小計 11,628,506

 

■独自事業

「ゆめ工房」の低迷状況が続いている。最高を記録した平成13年度は、899万円を記録したが、23年以降は下降気味で25年度は465万まで落ち込んでいる。 スタデイ教室が好調。

一方、パソコン事業「ゆめ追い塾」は、ホームページの制作、管理で、今後の展開が課題。エアコン隊も同様である。

■職群

   草取り班が非常に好調。障子襖張り替え班が苦戦から脱出できていない。



(26.8.25) 

会員増員キャンペーン・出張就業相談会

デュオ・センターホールで7月13日に開催

常務理事(執行担当) 五味正彦

ここ数年、会員の減少が続いています。そこで事業部と独自事業の皆さんが中心になって、7月13日(日)市内最大のスーパー「ユニー」内の「デュオ・センターホール」で3回目の「会員増員キャンペーン」を午前10時〜午後3時30分まで開催しました。

 日曜日で子供ずれのファミリーが多い中、13名ほどの高齢者が就業相談に応じた。
 会場には、事業部の独自事業「ゆめ工房」「ゆめ市場」「初めてのパソコン教室」「[英語で遊ぼう]「ゆめ書道」が参加。

 同好会の「デジカメ倶楽部」が12点の写真を展示した。

 

 

 

 

 

 

 



(26.7.17) 

25年度事業実績 2億6,200万円、前年比▲1,000万円

淘心庵米屋、カインズホーム、グルメシテイなどが影響

常務理事(執行担当) 五味正彦

 平成25年度の事業実績が、ほぼ前年比5%減の2億6,200万前後になる気配が濃厚になった。

要因は3月末に契約解除した「共立メンテナンス=米屋」、10月に突然廃業したスーパー「グルメシテイ」そして多くの会員の職場が失われた「カインズホーム伊東店」などの減収が主な要因である。

 過去、最高実績を記録した平成24年の実績が簡単に崩壊した。 好調に走り続けてきた歯車が、やや低速になった感は免れない。

  請負から派遣契約への切り替えは、至難の業

 ここにきて再び「運転代行業務」の問題が浮上。当然やめるべきだ、という声が圧倒的だ。対策を考慮しなくてはならない。なんといっても人身事故対応が懸念されること。そして運転代行業業務に就いている就業会員の高齢化だ。

 請負契約から派遣業への契約切り替え、または全面廃止。最悪でも現行就業会員の発注企業への契約社員移行である。

 また、現在ほとんどの発注者との契約が[請負]である点が、また大きな問題点になる。最近あるセンターで請負ではできない作業中に人身事故が発生した。請負業の内容の把握はお互いできてはいるものの、問題点は「その紹介料」にある。

 4月以降「請負契約」の事務費は8%。派遣の場合は紹介料20%+消費税8%となり、時間給800円の場合の手数料は(800+160)x1.08%=1,036.80になる。

時給1,000の場合は1,296になる。発注者の負担は大きい。

 有料職業紹介(プールなどの監視業務)は、紹介料10%+消費税8%加算で、時給800円の場合950.04になる。

 零細企業主は「シルバー依存をを断念する」気配濃厚である。

 もし、自身が零細企業主なら、あえてシルバーセンターを頼らず「伊豆新聞」に1万円の求人広告に依存すると判断する。体力勝負の作業内容なら派遣会社を見つけて「30代の若い人材を確保」する。70代の高齢者を労働のために高い紹介料をシルバーセンターに払うなど考えない、はずだ。

 では、今後の就業先を如何に開拓すべきなのか、ますます難題になる。

就業開拓員の確保にも大きな課題。

会員の就業機会提供には、就業開拓員の起用を外すことは不可能だからだ。 専門の若い職員を起用出来れば問題ないが、費用的には不可能に近い。

伊東SCの場合、すでに長い間「会員(理事)の中から週3日ほど時給1,000円で 就業開拓員(週9時間)として、活動してきている。費用は月12日間(月・水・金)1日3時間の勤務で月約3万6,000の経費が必要になる。

 車を利用するため、以前から事故(人身事故)に遭遇した際の課題が問題視されていた。

いち早く「就業開拓員」募集を始めたセンターがある。

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{緊急雇用} シルバー人材センター就業開拓員募集:

就業開拓、会員募集(企業、家庭を巡回訪問)

月20日勤務、社保、雇用保険あり、日給7,200円、交通費支給

車両経費(車両持ち込みの場合)として1日2,300支給、契約期間は1年間。

勤務、8:30−17:15 給与144,000、2名、ハローワークの紹介状持参。

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地方のシルバーセンターの募集内容である。

 会員の増員よりも、先ず会員の就業確保が先決だと思われる。 多くのセンターの職員の給与は、100%補助金から支払われている。

会員の就業により事業者から事務費8%)を受け取るが、大半はセンターの運営経費に使用される。当然、契約金が少なければ、それだけ事務費収入も減少する。

  提案:市内の中高年から開拓員を起用する

一案だが、市内の一般人(高齢者60〜68歳)から広く公募する。

条件的には、

@ 市内の地理に詳しい。A 車がある B パソコンができる(メール、書類作成、ネット検索ができる C 飛び込みが出来る(営業的な)E 賃金=時給1,000円(1日3時間:9−12時:月・火・水・金)賃金月額7万円、期間1年更新(車持ち込み料込)ガソリン支給。

 期末に会員数が600名割り込む現象

 期末(3月)に退会者が続出している。再び600名を割り込む勢いだ。残念だが、毎年繰り返せる現象である。体調不良で未就業そして退会は、仕方ないが残念だ。

                                   (26.3.15)

25年度 事業実績

25年度事業実績 前年比―2.3% 2億6,988万はキープ・・・?

  常務理事(執行担当) 五味正彦

 昨年10月、伊東駅前の大型スーパー「グルメシテイ」の突然の閉店で14名の会員が職場を失い、また、年末には大型店「カインズホーム」から多くの就業会員が職場を失う事態が起きていた。

 カウンターの袋詰め作業、商品の品出し、カート管理、花の水やり、開店前の準備作業などからシルバーの会員の姿が消えた。

 2社で月額140万円近い数字が消え、多くの会員が職場を追われた。大都市の大企業は、「アベノミクス]で好景気で沸いているが、地方都市にはそんなかけらもない。もちろん風も吹いてはいない。  

 24年度は2億7,620万、21年度2億6,417万、23年度26,417万、まだまだ悲観する事態ではない。働く意欲ある会員確保が急務。 ここ数年、伊東市シルバー人材センターの事業実績は好調だ。22年度は、若干数字が落ちたものの、わずか800万程の小額で、25年度は、好調だった24年度の実績を600万ほどの微差になる予測だ。

 今後の課題は、増大している「未就業会員」対策

 期末に集計してみると、会員630名のうち、約150名近い会員さんが「1年間一度も就業しない・・・未就業会員」さんの存在があります。「仕事あります」のチラシにも無頓着で、全く反応もない。依頼してきている事業主からも「怒りの声も多い」 結果的に、どんどん働く場が失われて行く気配が濃厚です。

 今後、会員の就業機会増強のために就業開拓員の増員を実施していきますが、 何よりも「働く意欲のある会員の強化」を図らなければなりません。

 80代、元気で働く会員さんが14名。77歳以上の会員さんは、なんと68名。バリバリ働いています。  高齢化時代を反映してか、元気な会員さんも目立ちます。  若干辛い話ですが、26年度の事業実績予測は、24年度より約1,500万円近い減収が予測されています。  どんな小さな仕事でも大切にする努力が、一層求められます。

                                   (26.1.11)

契約金額、会員の減少傾向が見られる   11月2日  

26年度上半期の実績は、前年同期比―3%

                               常務理事(執行担当)五味正彦

 昨年度は、センター創立以来の高実績を記録したものの、今年度は4月以降、毎月前年度同月比マイナスが続き、半期の実績はー3%になりました。

• 派遣契約になった事業所がありますが、わずかに6社にとどまっています。

また、8月以降入会した会員の就業機会の提供は、結果的に数名の会員が就業したものの80%以上の会員は就業できていません。

「自分に合いそうもない。やりたくない業種なので]と、いうことなので依頼主にキャンセルが相次ぎました。

 長引く不況、公共部門からの受注減少が大きく影響

最近、シルバーセンターの会員が減少傾向にあります。年間の集計を見ても入会者より、退会者の多いセンターが増加傾向にあります。

地方都市にあるシルバーセンターの場合、共通している点は[長引く不況、公共部門からの受注が減少」が、共通している要因。また、地元事業所の経費削減の傾向もあり、受注の中断などの影響もあります。

 当然、会員の就業機会提供にも関連しているが、一方会員の高齢化も徐々に事業所から「今度来る○○さんは、何歳ですか?」という質問が相次いでいる。

元気な高齢者が最近どんどん増加してはいるものの、この事業者からの「年齢質問」は、今一番の悩みになりそうです。

 はっきり「72歳じゃ、勘弁してよ」という、面接担当者の電話は悩みの種である。

いま「伊東市シルバー人材センターの会員の平均年齢は男女とも73歳」です。 元気な80歳代の会員さんも多く在籍しています。 確かに、最近「会員本人の病気の再発、親兄妹の介護」で、仕事に就けなくなる会員さんも多く見受けられます。

 まあ、平均的な報酬を貰える仕事に就ける機会をシルバーセンター会員だからこそ出来る技です。

互いに頑張るべきだと考えています。 


                                    (25.11.2)

会員の平均配分金は月額54,443円   9月16日  

しかし、就業しない会員は、毎月200名も・・・?

 25年4月以降、毎月前年比約5%ずつ事業実績が低下している。

下記表のように 会員の約33%の会員が就業していない。継続して就業している会員が受け取る配分金は、4月〜8月までの5ヶ月間平均でひとり5万4,443円。年間65万3,316円になる。

 事業実績の減少の(移行)は、派遣労働、無料職業紹介の就業が主な理由で、8月までの派遣の取扱額は、運転代行など5社で222万4,855円、プール監視員業務(2社)は、約200万になるが、事業実績としての加算はない。
   
 水曜日に開催している「就業相談会」での就業前のアンケートを見ると、大半の会員さんの希望配分金額は6〜8万円。現状を見てみると、多くの会員が低所得者(非課税世帯年収125万円以下)で、無年金の人や、月額3万ほどの低年金の会員さんも多い。

 生きるために何とかシルバーセンターで生活資金を稼ぐ姿が目立ち、ここ2年余りで20名近くの生活保護受給の会員さんも在籍していたが、徐々に「働く意欲がなくなり、退会していく」ケースが多い。

 ○ 会員が受け取る配分金  平成25年4〜8月分

  4月 5月 6月 7月 8月
総会員数 586 593 600 607 612
就業会員数 392 388 391 405 394
総配分金額(万円) 2,023 2,038 2,029 2,213 2,421
一人平均(円) 51,614 52,568 51,895 54,645 61,495
未就業会員数 194 205 209 202 218

グルメシテイの撤退・・・大きな波紋呼びそう・・

 突然、閉店が決まった伊東駅前の大型スーパー「グルメシテイ」の閉店は、センターにも大きな波紋を巻きつつある。

 年間1,080万円の実績(14名が就業)が、4月のK社(年間750万円=13名就業=契約解除)に次ぐ大きなマイナス要因につながった。

 4月以降、前年比5%余りの減収が続いている現状を考えると、徐々に就業機会確保が大きな課題になりそう。仕事に就けないか会員が増大する懸念がある。

  グルメシテイの閉店による影響は、特に湯川,猪戸地域の高齢者への影響は大きい。また、伊東駅前の魅力低下、周辺住民、商店街に与える影響は計り知れない。ヤオハン伊東店、ナガヤ猪戸店に次ぐ大型店は、すべて姿を消したことになる。

  伊東に「アベノミクス」は、無縁である。景気上昇気配など全くない。40代、50代の若い世代がパートで働くしか職場がない現状を見ると、悲しささえ感じる。将来が見えなすぎる現状が余りにも広がりすぎている。


                                    (25.9.16)

平成25年度中間事業報告 7月5日   常務理事(執行担当)五味正彦

4,5月度の事業実績 平成24、5年(月別対比表)(24年度の月平均額は2,301万)

単位万円 

  4月 5月 6月 7月 8月 9月
24 2214 2517 2791 2331 2297 2057
25 2187 2219        
93.77 94.3        

25年4月度は、前年同月比98.7%(-27万7,000万円)
5月度は、前年同月比94.3%(−135万円)でした。

K社との契約解除による影響が数字に現れている。
新規の契約事業所もなく、今後の就業機会提供に暗い影を感じる。
6月度は、前年度が非常に好調だったこともあり、今年度は飛躍的な数字は見込めそうもない。

 

独自事業 受注実績 24年度の月平均額は574,000円

単位円

  4月 5月 6月 7月 8月 9月
ゆめ工房 485,200 402,500 413,600      
ゆめ追い塾 7,200 13,100 0      
英語で遊ぼう 69,609 60,540 80,720      
大人の英語 22,000 22,000 22,000      
エアコン隊 0 0 0      
ゆめ市場 21,735 17,878 17,992      
ゆめ書道 X 14,300 17,600      
草刈りプロて 0 31,500 0      
合計 605,744 561,827 551,842      


 シーズンを迎えたが、エアコン洗浄、パソコン教室(出張個人指導)などの需要がない。

2台15,000の料金体制が問題なのか、PR不足なのか。スタデイ的なカルチャー教室「大人の英会話」「ゆめ書道」が、予想以上に集客がいい。

「英語で遊ぼう」は、安定している。10月から「初めてのパソコン教室」を開講。
「ゆめ工房」は、店舗の老朽化で移転先の確保が急務。改造は負担が大きい。
伊東駅近くの20坪の店舗(旧ヤハン横)を検討している。改造費などの必要もなく、条件的にも好条件〔家賃5万〕。

B  職群班  24年度の受注総額 3,042万円  〔月平均253万〕

単位円

  4月 5月 6月 7月 8月 9月
庭木手入れ 1,316,135 1,751,089 2,5172,154      
障子襖班 217,120 116,770 119,680      
草取り班 299,194 307,148 345,110      
片付け隊 63,190 340.275 218,570      
合計 1,895,639 5,215,282 3,255,514      

「草取り班」が非常にいい。次いで「片ずけ隊」も。なにより材料費がなく働く女性たちの評判もいい。片ずけ隊のチームワークもいい。

庭木班、障子襖班は年々数字も落ち込む傾向にある。

「ゆめ工房」は、なんといっても安定した数字が得られている。1,000円のズボンが出回っている時代に・・・市民の信頼度を感じる。

会員の就業状況 25年4,5,6月の入会会員の就業状況は。。。

  4月 5月 6月 7月 8月 9月
入会 15 16 13      
就業 10 10 8      

夏季限定就業・・・・13社に95名の会員が就業見込み。

サンハトヤ=無料職業紹介として16名が7月13日から「プール監視員」として。

伊東マンション=7月17日からプール監視員として5名が就業する。

南熱海マンション=3名がプール入場券徴収係員として7月17日から就業する。

スカイリゾート伊豆高原のプールの清掃員として2名。

ハトヤ=客室清掃員として18名が7月20より。

サンハトヤ=客室清掃員として12名が7月20日から。

井上丸=7月14日から8名、。はるひら丸=7月21日から4名が海の家で。

宇佐美ガーランドコート=7月13日から客室清掃に6名。

川奈いるか浜清掃に6名が。他に伊東パウエル=8名で客室清掃。

ほかに ホテル海、みその、若竹に7名が就業する予定。 

(25.7.4)

24年度事業実績は、過去最高の2億7,620万円に 

常務理事(執行担当)  五味正彦

伊東市シルバー人材センターは、来期平成26年6月で創立30周年を迎えますが、過去最高額だった平成21年度の2億6,519万円を上回る2億7,620万円を実績として新たな1ページを記録することが出来ました。

東日本大震災、長引く不況の中、会員の皆様の努力により、このような数字が確保出来たことは、就業機会開拓の担当者として、非常に嬉しい限りです。

平成21年度の2億6519万円に次ぐ、24年度の高実績は、特に6,7,8月度の数字が跳び抜けて好調だったが、残念ながら9月以降(12月を除く)の実績は下降気味で、25年度は「運転代行中止」。一部「医療関連」「運転代行業務」の契約社員移行、無料職業紹介などの数字的なマイナス面も影響すると見られ、新規事業所の開拓は非常に難しいのが現状であり、事業実績も徐々に下降傾向が予測されます。

「ゆめ工房」などの独自事業は、平成21年度の1,009万円をピークに、下降状態で、24年度は最悪の689万円と過去6年間で最低を記録しました。パソコン教室、エアコン洗浄の落ち込みが目立っています。


  平成24年度   事業実績  (月別)  単位万円 (前年度より悪い月)

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

金額

 

2214 2234 2517 2517 2797 2208 2331 2224 2297 2116 2057 2259


過去6年間の事業実績  (参考資料)  好調な年   (単位 万円)

  19年 20年 21年 22年 23年 24年
金額 21,973 24,283 26,519 25,703 26,417 27,620
独自事業 787 827 1009 843 701 689

  
24年度は、新たに『東栄ホテルあいおら』「サンクリエート」「ニッサン伊東荘」などの新規に加え「サンハトヤ」「はとや」「カインズホーム」などの事業所からの新規事業や増員要請にすばやく対応できた結果だと考えています。

  
「労働派遣」は、より慎重に、考えます。

課題になっている「派遣」は、時間をかけて、事業所への対応を真剣に向き合って取り組むべきだと考えています。一歩間違えると「会員の仕事を失う」ことになります。やはり高い紹介料(26%)は、伊東市の現状には対応できないと考えています。

   結果的には、現行継続事業所に「良い会員を紹介できるか、どうかが」大きな課題であり、就業開拓の基本ではないでしょうか。
事業所の一軒一軒を親身になって、対応していくことも大切だと痛感しています

(25.4.8)

創立以来の高実績 2億7、900万円に迫る 平成24年度の事業実績

常務理事(執行担当)  五味正彦

会員数650名。

伊東市シルバー人材センターが昭和60年9月に誕生以来、平成21年度の2億6,519万円を1,000万円以上、上廻る最高額の2億7,900万円の事業実績達成が目前に迫ってきた。創立以来29年目の快挙になる。

 昨年、公益社団法人になり、今年度からは、会員の就業体制が「請負」から「労働派遣業」に切り替わろうとしている。しかし、工場などが皆無の伊東市内の現状を見てみると、一流と言われているホテルが、昨年秋から揃って「1泊2食付7,800」という、超破格値で相次いで一流紙への広告掲載を展開。無論インターネットでの集客を開始した。

「これで周りの旅館、特にビジネスホテルはガラガラ。ここ数年でそれらのホテルが建物の建て替えが出来るのか、心配ですよ」と、タクシーの運ちゃんが嘆いていた。

労働派遣の手数料は25%。シルバーへの依存は減少 仕事に就けない会員の増大が懸念される


静岡県内でも数社のSCが「労働派遣」参画に動いたものの、地域にメーカー、工場のない地域の「派遣業参画」は、掛け声だけで事業者から好意的な協力は得られてないのが現状..

新たな就業開拓として、全国のSCが参入したものの、やはりネックは、25%という高い事務費である。

現状のシルバーセンターが受注している仕事は、殆んど内容的には「派遣労働」である。出向いた先の事業所の指示によって働いており「請負」ではない。いずれ長い時間をかけて「派遣」に切り替えていく努力が必要になる。

課題多い「運転代行業務」への取り組み 人身事故に対応できるほどの基盤がない

老人福祉施設のデイサービスの運転代行をはじめ、保養所、リゾートマンションのマイクロバス送迎、海の家などの送迎業務に多くの会員が就業しているが、再々問題になるのは、万一「人身事項」に遭遇した時の対応問題である。会員が70代の高齢者であることが、現状で、果たして「運転代行」が高齢者の仕事なのか、といった疑問視する声も多い。

 就業時の面談は、僅か4,5分の説明で現場に出る現状を考えた時「果たしてその人の運転技量、危険度の察知能力」などは、全く理解することは出来ない。

 免許証の記録のみで、せめてセンター内に「運転代行部」をつくり、お互いに「事故防止などの勉強会も必要のような気がする。

 また、昨年度から始まった「市内の小・中学校のトイレ清掃」は、男女ペアで就業しているが、車のない女性会員は男性の車で現場への送迎で就業している。ある男性から「万一事故に遭遇した場合、当然シルバーが100%保障してくれるのか?」といった質問に、改めて、この作業の難しさをも痛感した。

 当然、センターからの保障はない。一日も早く車所有の女性会員との交代、または現場近くの女性会員の確保しか方法はない。これと似たようなケースの職場も他にもある。改善が望まれる

(25.1.12)

  事業部会からの報告 24年度上期

平成24年9月12日  五味正彦 常務理事

(単位:万円)

月別 4月 5月 6月 7月 8月 9月 小計
22年度 1933 2047 2069 2295 2754 2173 12,852
23年度 1620 1976 2153 2277 2654 2423 13,106
24年度 2214 2354 2234 2517 2797    
前年比% 136.7 119.1 103.7 110.6 105.4    

平成19年以降、事業実績は右肩上がりで、6年連続好調に推移しています。

今年度の4月〜8月までの5ヶ月間の事業実績は、前年同期を平均15%アップで推移、この状態が順調に推移すると、年間2億8,000万も夢ではなくなる可能性もありますが、来年度から導入される予定の『派遣事業』が、果たして市内の事業所からの『派遣依頼の可能性』が、いたって不透明です。

シルバー派遣事業に参画・工場ひとつ無い伊東市の現況

伊東シルバーセンターにとって、来期の「プール監視員」=警備業務、「灯油販売員」=危険物、の就業機会が禁止になる、などマイナス要因も多く、スーパー、量販店の商品陳列、販売、品出し、生鮮、肉の加工、店内清掃、花の水遣りなど、従来『請負』として受注してきた業種の多くが派遣となった場合に、果たして事業所の理解(手数料問題)が得られるのか・・・
従来の請負での契約は出来ない。市内の民間事業所からの派遣業務依頼が、果たして期待できるのか課題は大きい。

 平成21年から全国各地のシルバーセンターが『派遣業』に参入、静岡県下でも、昨年認可を受けた富士、静岡、浜松、盤田市SCについで、今回伊東市SCも正式にシルバー派遣事業(一般労働者派遣事業)の認可を受け、25年度より派遣業に参入する予定だ。

  事業者の負担は7%から20%に、県シ連が契約者に
   伊東シルバーセンターは、『県シ連伊東支部』として


 派遣社員として、県シ連に登録する会員は、月約10日、週20時間を目安に、事業所の指揮、命令に従って就業する。条件的には月末締めの翌月25日に賃金として 支払いを受け、就業期間は労災保険が適用される。

 従来の請負の場合の手数料は7%だが、派遣業務の場合の手数料は20%になる。事業者がどう判断するか、工場など皆無の伊東市で、果たして何社の賛同が得られるのか、また「プール監視員」「灯油販売員」が、扱えなくなり、事実上事業実績の減額は明確だ。

県の最低賃金より安い事業所、支払サイトが長い事業所の対応

 請負だから受注できた大型量販店の『品だし作業』=@720、『灯油販売員』=@720円、など県の最低賃金を割り込んでいる事業所も多い。また、就業会員の締め日から30日以上入金まで支払いサイトの長い事業所が過半数である現状を考慮すると、果たしてどうなのか、多額になる立替払いの負担増など、危惧する点も浮上してくる。

 

23年度上期  事業実績 前年同額まで回復

     1億3,105万円、前年比 +2.0% 〔254万円増〕(23-10-7)

五味正彦 常務理事

契約金額の推移(単位:千円)

月別 4月 5月 6月 7月 8月 9月 小計
22年度 19,331 20,472 20,697 22,957 27,545 21,732 128,519
23年度 16,204 19,766 21,539 22,772 26,541 24,234 131,056
前年比% 83.8 96.6 104.1 99.2 96.4 111.5 102.0
3月の東日本の大震災以降、会員の就業にも大きな変化が見られ、前年比10〜15%の減額が予測されていたが、6,9月度は前年を上回る好実績により、半期で前年を2%上回る好結果になった。  一方、毎年好調だった夏季限定就業は福島原発の影響で、海の家などに大きなダメージを受け、大幅な減収となったが、プール管理業務が好調だった。

独自事業 合計3,266,900円(月平均544,500円)単位:円

部門 ゆめ工房 ゆめ追い塾 エアコン隊 英語で遊ぼう 草刈りプロテ ゆめ市場 そば道場
契約金額 222万円 165,910 87,000 322,995 123,000 310,642 37,400

職群 単位:円

部門 庭木手入れ班 障子襖張替班 ゆめクリーン片付け班

契約金額

(月平均)

15,123,210

(252万円)

1,227,270

(20.4万円)

1,200,123

(20万円)

新入会員の就業状況(会員数 647名(男性=404名、女性=243名)

入会者数(4〜9月) 就業した会員 就業率 未就業会員数

73名

50名

69%名

23名

事業実績は、前年度まで回復してきたものの、今後の就業機会提供に関しては大きな壁があり、独自事業もやや低調気味です。

 

運転代行業務に約100名が就業〜事業者との契約書の再確認が必要

五味正彦 常務理事

数々のトラブルが多発している「運転代行業務」に関して、理事会でも再々検討中だが、なかなか結論が出ないのが現状です。

一番の難問は、約100名近い会員が、この業務に関係しており、民間事業だけで年間1,600万円以上の事業実績があり「なかなか結論が出せない」のが実情です。

100名の内訳は、民間事業所に約40名(老人福祉施設のデイサービス、海の家のホテル送迎、マイクロバス送迎、身体障害児の学校送迎、病院送迎など)で、センターの車を使用している約60名の内訳は、庭木手入れ、障子襖張替え、片づけ隊、公園清掃、エアコン隊、そして就業開拓員の利用である。

幸いにして、現時点では人身事故の発生は無い。

   運転代行会員の登録を義務化して  適正就業の確立を如何に展開するか

「あんな人をなぜ紹介したのか?」最近良く事業者から尋ねられることがある。640名の会員の中から「新入会員、未就業会員」を先ず検索。希望職種、経験、特技、車所有など短時間で、調べることから、「就業相談会」参加会員を第一優先で考え、センターで「アンケート」に記入していただき面談、即決で就業先に紹介状をFAX。担当者との面談日を担当者と決定、現場に就業開拓委員が同行して就業に結び付けている。

しかし、事業者から冒頭の電話が入ることがある。 一方、会員から「体力的に無理」といった連絡も増加しつつある。
 運転代行希望会員には、免許証のコピー、血液型、持病の有無、主治医、病院の診察番号などの資料提出を義務づける必要があるかも知れない。

   雑役の連続で仮眠も無い夜間管理業務  ここでも車の預かり業務が起きている

市内のホテルの夜間管理に就業したYさん、そして伊豆高原のホテルの夜間管理をしているKさんが、相次いで相談に訪れた。2名の言い分は「余りにも過酷で睡眠時間が無い。もう辞めたい」と言うことだった。両者とも12時間勤務で交通費込みで配分金は¥8,700、¥7,500。この2社に計7名の会員が就業している。
 ここでもチェツクイン、アウトの車の移動業務があった。他の会員は、貸し別荘への客の送迎の仕事をメインにしているという。
翌日、ホテルの営繕に就業したばかりのUさんが来て「車の出し入れがあるんだけど、万一車を傷つけた時の対応はどうなるのか」と飛び込んできた。

運転代行業務に対しては、あくまでも事業者の保険に加入済みの車を 利用した「運転代行業務」であり、万一の事故に遭遇した場合は事業者の保険で解決することになる。

 しかし、今までの事故経過を見ると、ほとんど会員の不注意による事故である。ある事業者は「紹介されてきた会員さんが、果たして運転業務の適任者だったのか」といった不信感を感じていた、という。
 万一、人身事故が起きた時のことを考えると、やはり明確な契約書の作成、運転就業会員の登録が急務だと判断しなくてはならないようだ。

 

独自事業「そば打ちゆめ道場」 7月15日から各地で開催

事業部では「ゆめ市場」についで、このほど「そば打ちゆめ道場」を7月から随時開催します。

第一回目は、7月15日(金)11時から2時間、センター3階で 開催、ひきたて、打ちたて、湯でたての味が賞味できます。

  受講料は、2,200円(指導料、試食、お土産4食分)で先着12名限定。

申し込みは会員とその家族限定で、講師は会員の熊田洋一さん。当日、三角巾、エプロン、持ち帰りようタッパは各自持参すること。今後、12名の参加受付しだいで各地のコミセン、集会場での開催 を準備中で、専門的に習得したい希望者も多く、「宇佐美道場」=講師宅= での特訓コースもある。

(五味正彦 常務理事)

 

22年度事業実績と今後の就業対策

2億 5,703万円、前年比 ▲815万円

 残念ながら、3月の東日本大惨事の影響で3月のサービス業の就業が中断さ れ、当初予測していた2億6千万円を割り込む結果(96.9%)になりました。19年以降、この4年間は好調だっただけ に実に不運だと思っています。詳細はこちらから>>

(五味正彦 常務理事)

 

独自事業「刃物研ぐ作業班」立ち上げ準備中

経験の有る方、募集中です。

参加希望の方は、事務局まで。 

(五味正彦 常務理事)

 

独自事業「何でもお助け隊」立ち上げ準備中

 独自事業として「何でもお助け隊」仮称=電機、 水道、大工仕事を中心に各分野の経験者を組織化、今秋の就業を目指 して新しい独自事業に取り組む。

参加希望の方は、何らかの資格証明書のコ ピーを添えて事務局まで。 

(五味正彦 常務理事)

 

驚異的な右肩上がりの事業実績〜21年度、2億7,000万に迫る!

 平成19年4月から、21 年11月までの事業実績が好調に推移しています。
驚くべきは、32ヵ月間連続、前年度を更新(ラフ参照)する絶好調な数字を記録しました。
円高、デフレ、雇用不安と景気対策が叫ばれ、不況の 嵐がジワジワと日常生活にも影響しているにもかかわらず、わが伊東シルバー センターは絶好調です。
21年度は、昨年比10%UPの2億7千万円を目指 しています。
好調な要因は、(1)就業相談会の定例化 (2)事業所への スピーディーな対応 
       (3)事務職員との的確な連携 (4)就業開拓員の採用、

などが大きな要因だと思います。(五味正彦 常務理事)

実績推移グラフ>>

70才過ぎても働ける歓びを共有〜一人でも多くの就業機会の確保に

 しかし、ここに来て新規事業の開拓が進まず、従来の 事業所からの就業取りやめ、員削減が相次いでいます。併せて会員の増大(12 月17日現在=643名)で就業会員が増大する機運もあります。

また、事業所からは、若い60代を求められるのは当 然ですが、70代後半の会員さんの中には働く意欲のある人も多く在籍して、責任感ある 就業姿勢が多くの事業から評価されています。

数字的には、今後多少落ち込みが見込まれますが、 2010年は一人でも多くの就業機会確保に努力して参りたく思っています。

五味正彦 常務理事