第61回総会でのあいさつ
第61回総会にあたり一言ご挨拶申し上げます。本日の総会にはお忙しい中、多数の会員の出席を頂き有難うございます。また、ご来賓の皆様におかれましても、公務御多忙中のところご臨席を賜り感謝申し上げます。また、発注者の皆様にもこの場を借りて御礼申し上げます。
初めに昨年立ち上げました独自事業でありますシルバー交流サロン「ふじのゆめ」は、おかげ様で開設一周年を迎えました。「囲碁」「将棋」をはじめ12種余りの同好会・教室が開催され賑やかになり、この1年間で訳4,534人の利用者がありました。これはボランティアスタッフ会員及び関係者の皆さんの協力のお陰です。感謝申し上げます。一人でも多くの高齢者が、喜びや生きがいを共感する仲間づくりの為、おおいにサロンを利用してほしいと思います。
新聞紙上にもありましたが、運動不足・認知症予防の為、高齢者が気軽に参加できる交流サロンの拡充が有効であるとありました(科学的根拠?)。最近の入会動機をみると「健康維持・増進」が減少し、「生きがい・社会参加」がトップになっております。サロンのイメージは更に会員拡大にも大きく影響するものと思われます。益々地域に根ざすよう、サロン運営には今後もよろしくお願い致します。
次に全国的に展開されている「会員100万人達成」計画についてお話します。全国会員数は平成21年の79.2万人をピークに減少傾向となり平成29年度では72万人まで落ちました。約半数の650団体が減少傾向です。そんな背景の中、全国シルバー人材センターは「会員100万人達成計画」運動を展開中です。全国では平成30年から令和6年の7年間で、72万人から28万人拡大し100万人とする目標です。
静岡県はどうかと言いますと9千人拡大し3万人が目標です。H30年度は21,303人で、対前年▲23人、対目標▲842人でした。増加センターは30、減少センターは20。当センターはどうかと言いますと、229人拡大し令和6年には「801人」を達成するのが目標です。平成30年度は599人で、対前年+27人で、目標に対して5人増でした。
これからの入会者の年齢ですが、定年延長、継続雇用、再就職促進などにより70代前半が狙いですが高齢化していきます。昨年度の入会者は126人、平均は72.6歳(県下3位)、退会者は99人で74.3歳(県平均)。退会者の在籍期間は4.8年でした。これは高齢又は就業内容でしょうか?(599人の内、就業者は440人)参考までに構成は、60代:111人(18%)、70歳〜74歳:214人(36%)、75歳以上:274人(46%)でかなり高齢です。平均は74.2歳。
100万人を達成するには、一朝一夕で達成できるものではないと思います。この計画は7カ年にわたる長期計画期間となっているように、PDCAという管理手法で継続的に取り組んでいきます。当センターに於いても「7年間で230人増の801人」という大きな目標に向かって、幾つかのハードルを越えなければなりません。例を申しますと、広報・入会・退会・イメージの転換・ターゲットの明確化等ありますが、特に「退会抑止・ダサいというイメージの転換」に視点をあわせる事も重要な項目となります。当センターの特徴は、観光地・別荘地という事。又、首都圏からの高齢移住者など会員増に伴う就業開拓が非常に難問であると思います。目標に向かって皆さんの理解と協力を是非お願い致します。職員・役員・理事・会員の皆さんが一体となって取り組みましょう。
安全就業、安心はシルバーの基本です。無事故は仕事の原点です。賠償事故はH29・30年の2年間は発生なしでしたが、残念ながら本年1月に発生してしまい、760日間で記録は絶たれました。残念です。 物損、人身、交通事故など十分に注意し、自分の身は自分で守りましょう。又、夏場に向け熱中症、特に車の運転には十分に注意してください。
終わりに、互助会事業の充実なども合わせて、皆様には積極的な支援・ご協力を頂きますようにお願い申し上げます。
令和元年6月21日
理事長 角谷勝彦
新年のごあいさつ
初春を迎え、会員の皆様並びに行政、発注者、関係各位にはご健勝とご繁栄のこととお慶び申し上げます。
皆様のおかげで今年も無事新しい年を迎える事が出来ました。高齢化の人口比率が話題になる毎日ですが、もはや福祉という名のもとに、周りから保護され経済的、物質的、精神的に面倒を見てもらう時代は変わりました、支えられる側へとまわる時です。高齢者の活躍がないと社会、経済は保てない、高齢者が元気で旺盛な働く意欲をもって、それぞれの地域社会の仕事に突っ込んでいく、意気込みが求められています。
シルバー人材センターを取り巻く環境は厳しいものがありますが、高齢化社会を支える仲間を一人でも増やそうと、会員拡大に取り組んでまいります。全国での会員拡大の目標は百万人を目指し展開されております。平成二十九年度は七十一万人でした。中間目標の平成三十二年度は八十万人(三.九%増)を目標としています。さらに平成三十六年度には(五.八%増)百万人が最終目標です。当センターとしては平成二十九年度、五百七十二人から平成三十年度で五百九十四人、平成三十一年度は六百十七人(三.九%増)が目標となります。平成三十二年度は六百四十二人(三.九%増)が目標です。平成三十三年度から年に五.八%の増加となり、平成三十六年度には八百四人に到達することが最終目標となります。
雇用年齢を七十歳に引き上げようという、世の中の動きの難しい環境ですが、「一人一会員入会」の取り組みをお願い致します。 本年は新元号、消費税等、社会変化の大きい年になりそうです。
自主、自立、共働、共助の精神のもとに、健康、安全を第一に仲間と共に乗りきろう。地域社会に役立つシルバー人材事センターになるよう頑張りましょう。本年も関係各位、会員の皆様のご健康とご多幸を祈念いたしまして、新年のご挨拶といたします。
平成31年1月1日
理事長 角谷勝彦